メキシコ Locasの珍道中 4日目

4日目 メキシコシティー



<メキシコシティー>
5:30起床!!(早っ!)
今日のスケジュールは世界遺産テオティワカン(Teotihuacán)とメキシコ国立自治大学(Universidad Nacional Autònoma de Mèxico)通称UNAMです!
7時過ぎにホテルを出発し、電車と地下鉄を乗り継ぎ、北バスターミナルへ。
このバスターミナルからテオティワカン行のバスが約15分間隔で運行しています。
郊外へ走ること約1時間。「ピラミッド」停車場で降りると遺跡公園の入り口です。
帰りのバスの時刻をチェックしつつ、チケット売り場へ。

ここで世界遺産テオティワカンのご説明を少しだけ・・・。
紀元前2世紀頃に建設されたメキシコ最大の宗教都市国家、テオティワカン。
最盛期には10万~20万人が暮らしたと言われています。
太陽のピラミッド、月のピラミッドなど宗教観に関連した数字に基づいて計画的に建設されていて、
信仰対象であったケツァルコアトルという神は後のマヤ文明でも拝され後世に影響を残したました。
また、テオティワカン人は6世紀頃の謎の滅亡とともにどこに消えてしまったのか今も解明されていません。






チケット売り場、大人一人51ペソ。ビデオカメラは+45ペソ 

ちなみにに遺跡内は敷地も広く博物館もあるので、所要時間は3~4時間は必要です。
特にピラミッドへ登るときには、高地に立地していることをお忘れなく!
遺跡内は整備されていますが、まだ発掘をしている箇所もあります。帽子と歩きやすい靴は必須です!
まだ発掘中!

入口からすぐにあるケツァルコアトルの神殿(Templa de Quezalcoatl)はその彫刻の素晴らしく、ケツァルコアトルのほかに
トラロックと呼ばれる雨の女神が彫られています。
今もかすかに残る赤や緑の色がかつての様子を伺わせています。

ケツァルコアトルの神殿


遺跡には南から北へまっすぐに伸びる「死者の道」(La Calle de Muertos)があり正面に月のピラミッドがあります。
月のピラミッドを正面にすると右手に太陽のピラミッドがあり、高さ65m、底辺の一辺が225mの遺跡内最大の神殿です。
このピラミッドは宗教儀式のために建造されたと言われていて、太陽の動きを計算して造られたと考えられています。

「死者の道」 正面が月のピラミッド、右手が太陽のピラミッド

 太陽のピラミッド(Piràmide del sol)

太陽のピラミッドの前には広場があり、祭祀に使用されたと考えらています。
このピラミッドが本当に大きいっ!!か急勾配の階段をやっとこさ登るとそこには素晴らしい景色がっ!!!
“この世界の神”気分です。


 太陽のピラミッドの頂上から。見えるのは月のピラミッド


併設されている博物館では、出土品をはじめ様々な資料を見ることができます。


 園内は広くこんな“ザ・メキシコ”なサボテンも


展示されている遺物。ミニチュアですが、当時の母子の様子かな・・・?? 


 紡錘車と針。日本でも同じようなものが出土しています。


 こんな黒曜石の加工を日本の出土品でみたことない!テンション↑

次は月のピラミッド(Piràmide de la Luna)へ。
太陽のピラミッドに次ぎ、2番目に大きなピラミッドで高さが54mあります。
しかし、太陽のピラミッドと同じく、月のピラミッドも広場を有していてかつ、その規模が広いため、宗教的儀式は月のピラミッドを中心に行われていたと推測されています。


 月のピラミッドの広場にある巨石。祭祀に使われたものらしい


 月のピラミッドの頂上から
太陽のピラミッドより階段が少ないけれど、そもそも高地に立地するテオティワカン。登ると息切れが・・・・。
しかし、スピリチュアルスポットと言われるだけあって、登るとなんとなくパワーが湧いてくる!!
案外、ほかの海外からの観光客は登る人は少なかったですが、そこはLoca(Crazy)な私たち。
“山があるから登る”もとい、“ピラミッドがあるから登る”という掟をつくり今後待ち受けている多くのピラミッド遺跡を登る羽目に・・・。
気づくともう13時。ピラミッドを登り、炎天下の下はしゃいだのでお腹がぺこぺこ。。。
とりあえず、メキシコシティーへ戻ることにしました。

北バスターミナルに着き、売店で軽食を購入。
ちょっと急ぎ足でメキシコ国立自治大学Universidad Nacional Autonoma de Mexico 通称:UNAM)へ向かいました。
シティー郊外にあるメキシコ国立自治大学へは地下鉄を利用。また大学敷地内はとっても広く、スクールバスを利用することができます。
校舎へ移動するにもバスに乗る必要があり、慣れていない観光客が目的地へ行くには少しわかりにくい・・・。バス停の警備員さんに聞いてなんとか到着。
(ちなみに、バス停で一緒に待っていた大学生は私たちに道を聞くほど 笑 )

ここで私たちが見たかったのは大学図書館の壁画です!!
この中央図書館の壁画は世界最大規模でフアン・オゴルマン(Juan O'Gorman)によるもの。
1910~1940年頃の革命時代に起きた壁画運動は、文字が読めなかった庶民層の支持も得ました。
また、メキシコ国立自治大学は2007年に世界遺産に登録されています。

 中央図書館 各面にテーマがあり、メキシコの歴史を物語る



この日は大学構内でも「死者の日」のイベントが催されていました。
驚いたのはその派手さとオドロオドロさ・・・!ポップでかわいいものもあれば一瞬目を疑うような怖いものまで。
軽食を売る売店やハロウィーンのような仮装をした人々でとても賑わっていました。

 砂糖菓子やマリーゴールドで飾られた祭壇 


生前カウボーイだった人を表してるのかとりあえずシュール!

ホントの事故現場かと思って本気でビビった!!

この日はよく歩いてとっても疲れたので、ホテルへ帰ることに。
地下鉄を降りると、おいしそうなにおいとともに、賑わっているタコス屋さんを発見!!
賑わっているのはおいしい証拠!そういえば、まだ屋台の本格タコスを食べていない!!
メニューがあるんだかないんだか知らないけど、とりあえずの「ポル ファボール」!
恰幅のいいヒゲのセニョールが出してくれたのは、ケバブのよな大きな肉を薄くスライスしてはさんだ、なんともおいしそうなタコス!!
ライムを一搾りして口に入れると、ジューシーでスパイシーなお肉の旨みが広がります!
小ぶりなので、2つはイケちゃう!あまりのおいしさに、明日も来ることに決定☆

 本場メキシコのタコスは堅い生地よりやわらかいのが主流

そしてまたまた、おいしそうな匂いに誘われ足を止めたのが、薄いコーン生地に牛肉とチーズと卵を乗せたトルティーヤさん!おばちゃんの笑顔も味も最高でした!!!


生地の薄さが絶妙!ソースも美味!

やっとこさ屋台メシにありつけて大満足の一日。
メキシコにいる限り、ごはんに不自由はしないね!!とお気楽なLocasでした♪


*国民的お菓子BIMBO*

 メキシコに来ると必ずといっていいほど目にするBIMBOと書かれたお菓子。
このメキシコ最大手の食品会社のイメージキャラクターを務めるのがかわいらしい白熊の子ども。
なんでも、オーナーの奥さんがクリスマスカードに白熊の絵を描いたのがきっかけなんだとか。
パンや砂糖がたくさんまぶされたクッキーなど種類が豊富。
かわいいので、おみやげにもおすすめです。

地下鉄で広告塔を務めるBIMBOちゃん



※この記事は2011年10月31日に訪問した際の記録です。

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