フィリピン コルディレラの棚田 1日目

1日目 マニラからいざ出発!



2011年の夏、フィリピンのセブ島に滞在していた時に
世界遺産、コルディレラの棚田をどうしても見たい!!と4日間の休暇で一人旅してきました!!

まずは、コルディレラの棚田についてご紹介


フィリピンのルソン島(Luzon Island)の北部に数千m級の山々が連なるコルディレラ山脈(Coedilleras)があります。
ルソン島はフィリピンの首都マニラがある島です。
この山脈のほぼ中央に位置するイフガオ州(Ifugao)バナウェ(Banaue)には別名「天国への階段」と呼ばれる棚田が広がります。
約2000年前にイフガオ族が神への捧げ物として造ったといわれるこの棚田の総延長は地球半周以上といわれています。
1995年に世界遺産に登録されましたが、近年の大規模な森林伐採と湧水量の低下からその存続が危ぶまれ、
2001年には危機遺産にも指定されました。

さて、セブ島に行く前からすごく興味のあったところ!!コルディレラの棚田!!

というのも、日本にもある棚田ですが、このような稲作方法は
中国南部→インドシナ→ルソン島を経由して日本の南部に伝わったのではないかという説があるのです!

お米好き&歴史好きにとっては要チェックな場所!!


下調べでは、バナウェへはマニラからバスでふたとおりの行きかたがあるらしい・・・。

ソラノ(Solano)、バガラバッグ(Bagabag)、ラガウェ(Lagawe)を経由し、9~10時間で行く方法と
バギオ(Baguio)を経由して14~18時間もかかる方法・・・。

う~~ん・・・ルソン島北部はいろいろとまわりたい!!
死者の棺が崖に吊るされているというサガダもなんだかすごそう
でも、マニラも色々と回りたいし・・・4日間のプチトリップでは難しいとここはバナウェのみに行くことに!!

とはいっても、マニラからバスで9~10時間!
日本でもそんなに乗ったことないのに、なぜかこの時はチョロイチョロイって思っていた・・・。
フィリピンの方から、“マニラへ一人で行くの!?危ないよ!”と言われたのが逆に冒険魂に火をつけたのか・・。

ということでいざ出発!!


セブ島からマニラへはセブパシフィックという国内線を利用。

セブ島の空港
            


機内からマニラ上空


マニラ国内線空港ターミナルからバスターミナルのキアポ・チャイナタウンエリアへは
Tourist Coupon Tranceport serviceを利用。いわゆるチケットタクシーです。
空港にあるチケットカウンターで行きたい場所を伝えれば、
一定の決められた額でその場所まで連れていってくれるので、安心!!

が・・・マニラはこんな感じの大雨・・。
スコールはセブ島でも経験していたけど、そんなもんじゃない!


洪水のようなマニラ市内



帰宅する女性職員も一緒に乗っていい?とタクシー乗り込む。 まぁ、こんな大雨だしね 笑

ガイドブックによると、バスターミナルのあるキアポ&チャイナタウンエリアはスラムがあり、
無用な立ち入りは厳禁とのこと。

初マニラと先行き不安な始まりの緊張感のなか、運転手さんと談笑していたら30分ほどでバスターミナルに到着!

・・・って出歩くもなにも、バスターミナルは溢れかえった水で陸の孤島化。
目の前のコンビニにも行けない始末・・・。


サンパロックにあるバスターミナル 陸の孤島化して身動きできない人々 


この大雨で21:10発のバスはキャンセルされ22:45発のみ。
チケットは買え、席は確保してあるので、とりあえず待つことに。

田舎へ帰るのか大荷物を抱えた人々でバスターミナルは混雑。


バロットという孵化直前のアヒルのゆでたまごを売るおっちゃんは、独占市場のごとく売りさばいていました。
私もお腹が空いたな~と、買おうか迷っているときにアナウンスがっ!!


バナウェ行きのバスは出発が未定・・・とのこと

結局、どこにも行くことができずターミナルで待ち続けること深夜0時。
ようやくバスが到着。なんだか後光が差してる気がした。



バナウェ行きのフロリダバス ピンクの車体がハデハデ


バックパッカーや田舎へ帰る人々が乗り込む。

発車時刻は0:30分。これから9時間バスに揺られ、山を越え谷を越え棚田へ向かう!!

バスが襲われるというウワサも小耳にしたけど、待ち時間で眠くてしょうがなかったので、
車中は爆睡<ただエアコンをガンガンに利かせているので、防寒具は必須です!!

途中、何か所かトイレ休憩で立ちより、朝方バナウェに到着~~


追記:PinoyTravel よりバスのルート検索等できます。

※この記事は2011年6月23日に訪問した際の記録です。

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