メキシコ Locasの珍道中 3日目

3日目 ケレタロ、メキシコシティー



<ケレタロ>
朝7時起床。
徒歩で街の中心地へ向かいます。
このケレタロの歴史地区は1997年に世界遺産に登録され、石畳の道と石造りの建物が並ぶ趣あるコロニアル調の街並みが広がります。
朝日に照らされた教会とその鐘の音がとっても素敵☆


ケレタロ中心地


そんな世界遺産の街並みに魅了されても、腹ペコの私たち!まずは朝食だっ!!
メキシコに来てから初めてのちゃんとした朝食!!
メキシコにはかわいらしいカフェがたくさんあり、コーヒーや焼き立てのパンの香りがどこからともなく香ってきます。
その中でも、El Arcángel “天使”という名の素敵なカフェを発見っ♪ 二つの教会の間に位置するこのカフェに入ることに。
店内はクラシカルなインテリアで落ち着いた雰囲気。久しぶりにゆっくりとした朝の時間を過ごせました。



まったりと落ち着いた雰囲気

手前はフルーツの羊羹みたいなアテ(Ate)とクリームチーズ、奥は桃のシロップ漬



ここで、ちょっと役に立つとっさのスペイン語講座☆
食事を済ませ、お会計をお願いするときにはこのフレーズ。
“La cuenta, por favor” (ラ クエンタ、 ポル ファボール) =お会計、お願いします。
とお店の人に言えば、レシートを席まで持ってきてくれます。
なお、“r”の(ル)は少々巻き舌で発音すると、それっぽく聞こえちゃいますのでぜひお試しを♪


お腹をみたし、カフェの隣にあるサンタクララ教会(Templo de Santa clara)へ。
重厚なゴシック様式の教会。荘厳の一言です。

サンタクララ教会


外に出ると、なにやら派手な雑貨を売る屋台を発見っ!
しかも売っているものはそのほとんどがガイコツデザイン!
この時期は「死者の日」と言われるメキシコ全土での行事。
日本でいうとお盆のようなもので、街はお供え物に使うドクロの砂糖菓子やマリーゴールドの花で溢れています。
ガイコツというとオドロオドロしいイメージですが、メキシコのガイコツはギターを持っていたり、華やかなドレスを着ていたり、カラフルでとってもかわいいんです!
ガイコツのチョコなんて絶対に日本にないっ!私たちはすでにメキシコガイコツ雑貨に魅了されてしまいました。


カラフルなガイコツ雑貨が並ぶ


街を散策していると、なにやらほのかにあま~い香りが・・・。
さっき、朝食を食べたばかりなのに引き寄せられるように店内へ・・。
するとそこには、おいしそうなケーキやクッキーなどがずらりと並ぶショーケース。
そしてまだ10時だというのに、奥の席にはコーヒーと甘そうなお菓子を楽しむ人々で賑わっています。
肥満人口率、世界第2位と言われるメキシコ。
なんと、朝食と昼食の間に食べるおやつは“Almuerzo”(アルムエルソ)と名前があるんです。
そして驚くことに、昼食と夕食の間に食べるおやつには別の名前があり“Merienda”(メリエンダ)と言うそう。
う~ん・・・ここは郷に入っては郷に従うか!と言い訳をしつつ甘そうなケーキを購入。
いつ何があるか、わからないしね。非常食、非常食!


ココナッツやジャムがのったあま~いケーキたちが並ぶ


次に向かうは、中心地から30分ほど歩いてケレタロのシンボルとも言うべき水道橋へ。
街を横断して郊外の山へと達するこの水道橋は1726年から1738年にかけて建設された、
74の美しいアーチを持つ建造物です。
現在は使われていないものの、全長1280mに及ぶその姿は優雅な古都の雰囲気を引き立てています。



趣ある路面電車


 世界遺産都市ケレタロを象徴する水道橋



この水道橋の近くにメキシコならではのアレを売るお店を発見っ!!!
みなさん、“Piñata”(ピニャータ)をご存じでしょうか??
メキシコで誕生日パーティーの時などに使われる、くす玉で中にはお菓子などが詰められています。
デザインはたくさんあって、許可を得ていないだろうミ○キーなどがあります。 笑
子どもたちはこの吊るされたピニャータを棒などで割って出てきたお菓子を楽しむのだそう。
一度はやってみたい!ピニャータ割り!



 ピニャータ専門店があるなんて・・・



さて、ケレタロ観光もこれで終わり、次にメキシコシティーへ戻ることに。
メキシコシティーへはバスで約3時間の道のりです。

メキシコシティーに着き、適当なホテルにチェックイン。
荷物を早々に置いて目指すはフリーダ・カーロ博物館(Museo Frida Kahlo)!
近代メキシコ美術の代表的な画家の一人、フリーダ・カーロの生家を夫のリベラ・ディエゴが設立した博物館。
事故の後遺症に一生苦しみながらも、見た者に印象深く残る作品の数々を残し、夫リベラを愛し抜いた彼女の生き方に魅了された人が後を絶ちません。
私たちLocasも彼女の大ファン!メキシコシティーへ行ったら絶対にここへ来るっ!と決めていました!
館内は彼女が収集した考古学的遺物や作品が展示され、アトリエやベットは当時のまま保存されていてまるでフリーダが
いるかのような雰囲気。
お土産店も併設されていて、書籍をはじめ文房具などのフリーダグッズを買うことができます。


青く塗られた外壁が印象的なフリーダ・カーロ博物館

  1929~1954年に渡りフリーダとディエゴがこの家に暮らした

「死者の日」のための飾り付け

館内には特別なお客さんも



博物館をあとにして、そろそろ夕食時・・・ここはせっかくなのでフリーダとディエゴが結婚披露宴をひらいたというレストランへ行くことに。
このCafé de Tacuva は伝統的なメキシコ料理とマリアッチの演奏が楽しめる老舗のカフェ。
カフェと言ってもランチ・ディナーもあり、店内はとても込み合っています。


1912年創業、マリアッチの演奏もあります 

メニューは豊富♪辛くないメニューもあります



日本人の観光客が多いのか、マリアッチは「川の流れのように」を日本語で歌ってくれました。
フリーダとディエゴに思いを馳せながら、バックパッカーらしかぬちょっとリッチな夕食でした。
おしかったー♪
お腹もいっぱいになり、地下鉄でホテルへ帰り、この日はマリアッチの音楽に気持ちよくなりながら眠ったのでした。


※この記事は2011年10月30日に訪問した際の記録です。





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