メキシコ Locasの珍道中 5日目

5日目 メキシコシティー



<メキシコシティー>
5日目も引き続き、メキシコシティー観光!
朝8時に起床しメトロでソカロ(Zòcalo)へ向かいます。
ソカロは街の中央にある広場のことです。
メキシコシティーのソカロが位置するところは、かつてアステカ帝国時代に神殿があり、
国の重要な場所でした。
スペインによる統治後、カトリック教会や国立宮殿が建てられ400年以上に渡り、
メキシコ史における重要な役割を担ってきました。





ソカロ中心には国旗が掲げられている


まずは恒例のミサに参加。
メキシコにあるすべてのカトリック教会の総本山であるメトロポリタン・カテドラル(Catedral Metropolitana)へ。
スペインによるキリスト教布教のため100年以上の年月をかけ完成したこの教会は、
重厚なバロック様式で装飾が施されています。







メトロポリタン・カテドラル外観

ミサ中。厳かな空気。

やっぱり敬虔なカトリックの国。朝早くから信者がお祈りを捧げていました。
次はソカロの近くにあるテンプロ・マヨール(Templo Mayor)へ向かいます。
テンプロ・マヨールとは日本語で中央神殿の意。
1913年に1450~1500年頃のものと推定されるアステカ遺跡の一部が見つかり、発掘が開始されました。
遺跡好きの私としては絶対にはずせない見どころっ!!
まずは見学用の通路にそって遺跡内を見学~☆

 発掘されいるのはほんの一部でまだ遺跡は広がっているという

ドクロの彫刻が施されたツォンパントリ

生贄を載せたとされるチャック・モールの石像

また、敷地内には博物館が併設されていて、出土品が展示されています。
アステカ文明は土器の文化を持っていましたが、日本のそれとは全く異なる形、装飾!
生活用というより祭祀用のものが多く展示されていました。

 祭祀用のカラフルな土器

 石仮面コレクション!

 生贄にされた(?)目には装飾が施される

説明をメモするの忘れるくらい大きくてグロい!

なかなか見ごたえのある展示をあとにして、お次はとなりにある国立宮殿!
高ぶったテンションも空腹で下がってきた!
外国に行ったら、絶対に行くとチェックリストに入れている人も多いのでは?
世界どこにでもあるハンバーガーショップといえば!
そう!マクドナルドです!
ソカロの中心の一番目に着くであろうというところに立地しているマックにいってみることに!
トルティーヤメニューがさすが!

しかし・・・
内部はなんと撮影禁止!
店内には警備員さんがいて、カラフルでかわいいメキシカンな内装やメニューを撮ろうと思ったら、
止められてしまいました!残念!
ちなみにメキシコなメニューはマフィン デ メキシカーナなるものがありましたよ。
セットで頼むとなぜかハッシュドポテトが2枚もついてくる・・・食べきれませんって!

朝食の後は、国立宮殿(Palacio Nacional)へ。
宮殿内部は写真撮影が禁止されていますが、壁画のある回廊はOK!
見どころであるディエゴ・リベラの最大の壁画『メキシコの歴史』は圧巻の一言です。


リベラ作『偉大なるテノティトラン』


宮殿中庭、回廊には壁画が並ぶ



次は同じくディエゴの壁画があるというメキシコ文部省(Secretarìa de Educaciòn Pùblica)へ。
1920年代、当時の文部大臣であったバスコンセロスは壁画運動を推進したため、
世界最大級の壁画プロジェクトをリベラに依頼しました。
各階ごとに庶民の生活、文化、またメキシコ革命時の場面がかかれ、建物内には100以上の壁画があるそうです。
文部省入口はガードマンが立っていてなんだか厳重な雰囲気ですが、
職員の方は私たちを見つけるなり、とっても気さくに案内をしてくれました。

リベラ作『革命のバラード』中央のモデルはフリーダ・カーロ


日系の芸術家ルイス・ニシザワ(Luis Nishizawa)の作品


次に向かうはガイドブックにはあまり載っていない穴場!
みなさん。ノグチ・イサムがご存じでしょうか。
きっと名前は聞いたことがあるという人も多いはず。
彫刻家、画家として知られる日系アメリカ人で彼の母親であるレオニーは映画にもなりましたね。
フリーダと恋関係にあったことや、山口淑子(李香蘭)と結婚していたこともあるというドラマチックな人生を送った彼の作品はとても力強く、見る者の目を惹きつけます。
そんなノグチ・イサムの壁画がメキシコシティーの、それも市場にひっそりと佇んでいるという情報をゲット!
これは行くしかない!
ソカロから5ブロックほど離れたところにAberardo Rodriges Marketという市場があります。
建物の中にいろいろな店舗が入っていますが、入口は数か所あるし広いし壁画の場所がわからないまましばらくウロウロ・・。
すると大きな荷物を持ったご年配のシスターが階段を上がっていました。
いつもメキシコの人にやさしくしてもらって旅を続けてきた私たち。
シスターの荷物を運ぶべく2階へとあがると、なんと!!そこには!!!

ノグチ・イサムの壁画!


 壁いっぱいに描かれた迫力の作品!

神様っているのかな!って思った瞬間でした。
赤とグレーで表現された作品は反戦争を訴えているようなモチーフで圧倒されてしまいました。



朝からかなり濃厚な芸術作品を巡る過密スケジュールですが、まだまだ!!
次に目指すは、ここだけは外せない!!国立人類学博物館(Museo Nacional de Antropologia)です!
メキシコ最大級の規模と収蔵品数を誇る博物館。ここにはテオティワカン、マヤ、アステカ時代の遺物が展示されています。
1階は考古学、2階は民族学と分かれていて、見るだけでも時間がかかります。


太陽の石『アステカ・カレンダー』なんと直径3.6m!!

オルメカ文化の巨大人物像

アイヌや台湾の習俗にも女性が口縁に刺青を施すものがありますが、
それもさることながらポーズが印象的

パレンケの王墓から出土した翡翠の仮面、パカル王のものとされる


この博物館はミュージアムショップも充実していて、お土産好きな私たちは大満足♥
友人はパカル王の仮面がプリントされているTシャツをご購入☆
私も、マヤの地球滅亡説が囁かれていた当時だったため、マヤカレンダーを購入しました。


今日でメキシコシティー最終日、大好きな雑貨を悔いなくゲットするべく、
ヘトヘトになりながらも、中央市場(Mercado de Ciudadela)を目指します。
市場内のお店の閉店時間はお店ごとにまちまち・・・。
“絶対買うからっ!”ってオーラを出しつつ、原色鮮やかなメキシコ雑貨をむさぼりました 笑

こんなに並べて色彩が目に染みるっ!!

戦利品の一部。大満足!


※この記事は2011年11月1日に訪問した際の記録です。

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