メキシコ Locasの珍道中 7日目

7日目 ポサ・リカ→エル・タヒン



<ポサリカ→ エル・タヒン>

メキシコシティーバスターミナルからの最終のポサ・リカ(Poza Rica)行きのバス23:55発に乗車できたのはいいものの、
車内がいきなり停電したかと思いきや、やはり故障だったのか、別のバスに乗り換えさせられるというハプニングが発生。
乗り換えのドタバタで相棒とは離れた席になってしまいました・・・。
終点がポサ・リカだったか忘れてしまいましたが、はぐれることもなく、6時頃に到着。
とりあえず、売店でカプチーノ(のようなもの)とシティーで買ったPan de Muerto(死者の日に食べられるパン)を
ほおばりながら、エル・タヒン(El Tajìn)行きのバスが運行する町の中心地へ向かいます。

町の中心地からエル・タヒンへ出ているバスは路線バスなので、目的地についたら、
日本のようにボタンを押して運転手へ知らせる仕組みになっています。
さすがに旅慣れて慣れてきた私たちは、周りのお客さんに“私たちはエル・タヒンに行きたいんだよ~!”
とアピールしておき、近くなったらみんなに教えてもらうというワザを使っていました。笑
アジア人女子2人がローカルバスに乗り込むと結構注目なので、このワザはかなり有効ですよ♪
そして、今回もやさしいメキシコの人々は教えてくれるのみならず、ボタンまで押してくれる親切さ!
Muchas Gracias!

さて、クエルナバカから車中泊の弾丸移動で着いたポサ・リカ。
“タヒン”とは先住民族トトナカ人の言語で雷や稲妻を意味するそうです。
600~700年に建設され、1200年頃に滅びたとされますが、原因はよくわかっていません。
現在、私たちが見ることのできる遺跡は全体の1/10とも言われ、
周囲のジャングルにはまだまだ多くの遺跡が眠っているそうです。
このエル・タヒンには博物館やお土産コーナーも併設されていて、
コインロッカーもおいてあるので、安心して荷物を預けることができます。

エル・タヒン 入口

ツアーガイド(犬)

ガイドは遺跡にもガンガン登ります


雨の日もあってか、あまり人気のすくない構内。
なぜか犬がたくさんいて、遺跡内を先導してくれます。笑
構内はピラミッドなどが点在しているので、見学には最低1時間くらいはかかります。



壁龕のピラミッド カレンダーの役割をしたと言われる

生贄のようなシーンが彫られたレリーフ

都市遺跡にみられるような溝

中央広場


かわいいガイドのわんちゃんにも別れを告げ、エル・タヒンをあとにします。
ちょっとここで見逃せないのが、遺跡の入り口にある大きな柱。
これはボラドーレスといってトトナカ族の伝統儀式に使われるものです。
高さ30m以上あるこの柱の先から綱を足に括り付け逆さ吊りになった4人が回転しながら地面を降りてくるというものです。
現在は観光用にイベントとして開催されるときがあるそうです。


ボラドーレスの柱。昔は木をジャングルから切って使ったそうです。


ポサ・リカのバスターミナルへ戻り、次の目的地、プエブラ(Puebla)へ向かいたいのですが
路線バスがこない!
時刻表なんてものは、もちろんなくタクシーでも来ないかな~と雨の中待っていたところ、
なんと親切な社用バスの人が拾ってくれました!
※実は乗った時は普通の路線バスだと思っていましたが、なにやら会社のような敷地にはいり、
次々と会社員が降りてく様を見て、もしや?!と気づく私たち・・・。
会社員を降ろした後、ポサ・リカのバスターミナルまで送ってもらい、
またしてもメキシコの人々のやさしさに感謝でした☆


※この記事は2011年11月3日に訪問した際の記録です。


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