メキシコ Locasの珍道中 9日目

9日目 オアハカ


<オアハカ>

プエブラからオアハカ(Oaxaca)へバスで約4時間の移動です。
ここまでくると、日本人どころかアジア系はめずらしいらしく、ちょっと注目されちゃいます。



バスターミナルは夜も人でいっぱい。庶民の足。


オアハカに着き、街の中心地のホテルにチェックイン。
コロニアル都市はカテドラル(教会)があるので、見学の為、早い朝に備えます。

オアハカ州の州都であるオアハカは、コロニアル建築の歴史地区とモンテ・アルバン遺跡(Monte Alban)が世界遺産に登録されています。旅の事前調べでは、オアハカは先住民の伝統工芸や民芸品が充実した、“メキシコ”を代表するような町だったので、とても楽しみにしていました。

朝6:30起床。
街の中心地にあるサント・ドミンゴ教会(Igresia de Santo Domingo)へ。
世界遺産に登録されている街の中でも、象徴的な建物です。内観はバロック建築の豪華なつくりで見るものを圧倒します。

サント・ドミンゴ教会 外観

サンタ・ロサリア礼拝堂

なんと金箔や宝石が使われている


信者の方に邪魔にならないよう、静かに教会を後にし、お楽しみの朝カフェへ☆
通りすがりに良さげなカフェを見つけたので、ラッキー!
メキシコの朝は早く、特にコロニアル都市にはおしゃれでかわいいカフェが充実しているので、旅の楽しみの一つです♪

さすが世界遺産の街のカフェは豪華なつくり

久しぶりにふつうのパンケーキ


まったりと朝食を済ませ、今日のメインのモンテ・アルバンへ。


<モンテ・アルバン>
世界遺産に登録されているモンテ・アルバンは古代サポテコ人が紀元前500年頃に建設を始めた、中央アメリカ最古の遺跡です。天文台、球戯場、墳墓が見つかっており、高度な建築技術と文化水準を持っていました。最盛期には約25,000人の人口を有しましたが、850年頃に人々はモンテ・アルバンを離れ、ミトラに新たな都市を築いた、と言われています。


モンテ・アルバンはオアハカからタクシーで30分ほど離れた南東に位置しています。遺跡は2時間ほどで一周できる広さですが、博物館やメキシコの歴史関係の本を取り扱う書店もあるので、じっくりと見学するのもオススメです。

中央は天文台と言われている遺跡

マヤ文明にも見られる形式の球戯場

踊る人々のピラミッド(複製が展示されている、本物は博物館に展示)

チケットには博物館見学料も含まれています。遺跡は野外展示なので、貴重な遺構は室内の博物館に展示されていることが多いので、博物館も要必見!

踊る人々のピラミッドの壁画(本物)

貴重な遺構の一部は博物館内部へ移動してあります

頭蓋骨に施された模様

貝に施された模様。内陸のモンテ・アルバンと海岸都市との交易が伺える


古代サポテコ人がモンテ・アルバンを去った理由は、疫病の流行や水源確保の困難など様々なことが考えられていますが、未だはっきりとはわかっていません。
その後、この土地を訪れたミステコ人は、埋葬場所として墳墓を作りました。私たちが訪れた時も、まだ発掘が行われていました。うっそうと生い茂る山頂に立つ謎の遺跡、モンテ・アルバン。今後も新たな発見がありそうです。


遺跡の見学後は、オアハカ行きのバスで戻ることに。
楽しみのメキシコ雑貨をゲットするため、オアハカの市場へ行きました。

ベンテ・デ・ノビエンブレ市場
カウンター式の食堂が充実、オアハカの台所

名産のオアハカチーズ
いわゆるストリングチーズ。暖かい料理にも◎

「死者の日」にお供えする顔付きパン
“やっつけな顔”がたまらない


市場には観光客向けのお土産からめずらしい民芸品までかなり充実していますが、オアハカ市街にもセンスの良いかわいい雑貨のお店がたくさんあります。街並みもすごく素敵なので、飽きることがありません。

チョコレート屋さん
オアハカはチョコレートが名産

「死者の日」に向けて派手派手なお店

お供えの例。メキシコカラーが鮮やか
マリーゴールドの花はかかせない

パペルピカードという切り絵飾り

青い空に鮮やかな街並み

ヌケ感がかわいい看板


お昼を食べるのも忘れて夢中になってしまった雑貨探しも一段落し、遅い昼食はオアハカで絶対に行くと決めていた、レストラン“La Casa de la Abuela”へ。
このレストランはあのノーベル文学賞受賞作家のガルシア・マルケスも常連としていたレストランとのこと!隠れ家的レストランで、探すのに苦労しました。

2階がLa Casa de la Abuela

古き良きメキシコ(?)な内装

鶏肉のモレソース(チョコレートソース)

ノーベル賞受賞者と同じお店で食べてるんだ!と舞い上がりながら、おいしい料理を堪能できました。メキシコ中南部の伝統料理、「モレ」も甘く、そしてスパイシーでとても美味しかったです。

夜はライトアップされた世界遺産の街並みを散歩。

ライトアップされたサント・ドミンゴ教会

アートの街、オアハカにはたくさんのアーティストが住む

ラソレダー教会(Igresia de la Soledad)
「死者の日」イベント
巨大張りぼて人形と民族舞踏


オアハカは芸術の街とも知られ、メキシコ中部周辺の先住民族の美術と近代美術が融合した様々なアートをみることができます。当日は土曜ということもあり、地元アーティストの絵画展や民族舞踊などを見かけました。お土産や雑貨も充実していて、大満足の一日でした。


今までの戦利品を並べる 笑


※この記事は2011年11月5日に訪問した際の記録です。


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