ALASKA トーテムポールとペトログリフを探して 1日目 フェアバンクス~アンカレッジ(Fairbanks~Anchorage)

アラスカのフェアバンクスでインターンとして就業後、残る在留期間を使い念願のアラスカ一人旅をしました。

西海岸沿岸に残るトーテムポールとその文化を持つ町をこの目で見たい!という目的の下、アンカレッジ(Anchorage)、ジュノー(Juneau)、シトカ(Sitka)、ランゲル(Wrangell)、ケチカン(Ketchikan)、そしてカナダのバンクーバー(Vancouver)とソルトスプリングアイランド(Salt Spring Island)を24日間かけて旅した記録です。


鉄道ファンにおすすめ?!アラスカ鉄道(Alaska Rail Road)の旅

島々を含む西海岸沿岸を巡るには、アラスカマリンハイウェイ(Alaska Marine Highway System)というフェリーを乗り継ぐのが便利です。
アラスカマリンハイウェイはアラスカ最大の都市、アンカレッジから乗船可能。
フェアバンクスから車で移動も可能ですが、アンカレッジにある博物館に行きたいこともあり、ずっと乗ってみたかったアラスカ鉄道で行くことにしました。
(アラスカ鉄道はネット予約可能。運行スケジュールは季節で異なります。リンクはこちら

アンカレッジ駅舎

リニューアルしたばかりのきれいな構内

フェアバンクス~アンカレッジ間は約356mile(573km)、約12時間の道のりです。
朝8:30 フェアバンクス発。天気も良く車窓からの景色が期待できます!
観光シーズンには、ガラス張りの展望車が運行していますが、この時期はシーズンオフ。
しかし、ちょうど雪解けの始まった川や山々を望むことができる頃でした。

青と黄色の車体カラーが目印

オフシーズンなので空いています

外の景色が見える号車で気分爽快

雪解けが進む川

フェアバンクスから近いネナナ(Nenana)という小さな町があります。
この町に流れるタナナ川(Tanana River)は冬の凍結時にトライポットという三つ足のポールが置かれ、春、氷が溶ける時刻を賭けるという公営のギャンブルがあります。
チケットはアラスカで買うことができ、旅行者であっても購入可能です。
※ウェブカムでその様子が毎年中継されています。→Nenana Ice Classic Official Website
倒れたトライポットが見れるかな?と期待していたのですが、この時はまだ氷の上にしっかりと立っていました。

食堂車もあり、サンドイッチなどの軽食が販売されています。
絶景を見ながらのランチタイム!

アラスカ鉄道ロゴ入りの紙コップ

サンドイッチ&チップス
チップスはポテチでした・・・。

雪解けの美しい山々

雪に反射する日光が鋭い

アラスカ鉄道の停車駅はとても少なく、大きな町にしかありません。
原野に住む人々は“フラッグストップ”と言い、駅でなく最寄の線路に出てきて、そこから乗車することがあります。

フラッグストップに遭遇
スノーモービルで最寄の線路まで出てきた人々。わんちゃんも乗車してました

14:00頃、北米最高峰、標高6,190mを誇るデナリ(Denali)に近づき、車窓から運よく見ることができました。かつてはマッキンリー(Mt. McKinley)とアメリカ大統領から名前が取られていましたが、2015年に先住民の言葉で「偉大なもの」という意味の“デナリ”に正式に改名されました。

デナリ
遙か遠くにあるのにその大きさが感じられる

まだまだ美しい景色は続きます。

途中見かけた小さな村

湖面に反射する空と山

フェアバンクスを出発して約11時間30分の20:00、アンカレッジに到着です。
乗り心地もよく、美しい景色に魅せられながらのあっという間の鉄道の旅。
次は秋の紅葉の時期に乗りたいなと思いました。

アンカレッジ駅構内

アンカレッジ駅舎

ところで!日本でもたまに見かけますが、“記念コインマシン”はご存じでしょうか?
観光スポットに関する好きなデザインを選んでお金を入れるとその場でプレスされて出てくる機械です。
アメリカでは“Penny Machine”といい、50セント+1セントを投入し、その1セントがプレスされて出てきます。
これを集めている私は、常に小銭を用意しています。笑
→メキシコでもやってます!!〈2011Mexico〉Guanajuatoの記事リンク



ホテルに着き、この日は明日に備え、早めに就寝です。

※この記事は2012年4月22日に訪問した際の記録です。

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